2024年4月29日
ダルトン・インベストメンツは、アクティビスト投資家である日本グローバル・グロース・パートナーズが提案した株主提案に対して賛成する方針を発表しました。
ダルトン・インベストメンツは、アクティビスト投資家である日本グローバル・グロース・パートナーズが提案した株主提案に対して賛成票を投じる方針を発表しました。
また、ダルトンは東洋水産の経営陣が東京証券取引所の「資本コストと株価を意識した経営」の要請に積極的に対応し、投資家との効果的な対話を行うべきだと考えています。
私たちダルトン・インベストメンツグループは、運用するファンドを通じて東洋水産(当社)の株式を保有する株主です。弊社は当社株式を保有してからは資本政策等についてIR担当者・経営者との対話を重ねてきまいりました。今日、弊社の当社への問題意識は先般Nihon Global Growth Partners社(以下、NGGP)が公開した同社への株主提案及び補足資料の内容と大筋において整合的です。
私たちは、高い投下資本利益率(ROIC)に裏付けられる当社即席麺事業の競争優位性の高さと成長性を高く評価しています。とりわけ、長年のリスクテイクと経営努力の積み上げにより圧倒的なシェアを築いた北米市場における会社のご実績には敬意を表します。一方で、限られた開示情報や資本政策の欠如に見られるように、同社の経営陣は時価総額1兆円近い上場企業であるにもかかわらず資本効率や株価への意識、株主との対話への責任感が希薄と感じざるを得ません。昨年、東京証券取引所が上場企業に要請した「資本コストや株価を意識した経営」は当社にとっても真摯に取り組むべき課題と考え、私共は対話の場において当要請への迅速かつ高度な対応を促しました。
今回NGGP社が公表した株主提案は、弊社の上記の課題に対する私たちの認識と一致しており、私たちは6月の株主総会においてすべての株主提案に賛成票を投じる予定です。尚、弊社はNGGP社と本件についてコミュニケーションは取っておらず、今回の意向表明は純粋にNGGP社のプレスリリースに基づいておこなったものであります。
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